オッシュマンズ原宿店の現在と閉店の真相|ウィズ原宿で遂げた復活の全貌
原宿駅前のランドマークとして、1985年の上陸以来ストリートとアクティブライフスタイルを牽引してきた「オッシュマンズ原宿店」。2017年2月、多くのファンに惜しまれながらシャッターを下ろした当時の光景は、カルチャー界隈に小さからぬ衝撃を与えました。ネット上では「アパレル不況による撤退か」「ブランド自体の日本事業縮小か」といった憶測が飛び交いましたが、その真相はまったく異なる文脈にありました。
時を経て複合施設「WITH HARAJUKU(ウィズ原宿)」の開業とともに、かつてと同じ原宿駅前の地へ鮮烈なカムバックを果たした同店。本稿では、当時の閉店理由とリニューアルの舞台裏、パタゴニアをはじめとする充実のブランドラインナップ、最新のフロア構成やスニーカー・ランニングシューズの展開、そしてリアルな利用者の口コミ評判まで、現場取材の視点から立体的に解き明かします。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:2017年の閉店は業績不振ではなく、原宿駅前再開発に伴う「ウィズ原宿」建設を見据えた計画的立ち退きだった。
- 要点2:2020年に創業の地で復活を遂げ、パタゴニアやHOKA・Onなど厳選アウトドア&ランニングシューズの拠点として進化。
- 要点3:駅徒歩1分の好立地と専門スタッフの足型計測など、EC全盛期だからこそ際立つ「体験価値」を提供している。
【噂の真相】2017年の閉店理由は経営難?囁かれた憶測と再開発の全貌
1985年、アメリカ・テキサス州発祥のスポーツ専門チェーンとして日本へ初上陸したOSHMAN'S。その歴史的な日本第1号店こそが「オッシュマンズ原宿店」でした。西海岸のサーフカルチャー、スケートボード、本格フィットネスウェアをいち早く輸入・提案し、裏原宿カルチャー前夜から街のシンボルとして愛され続けた旗艦店です。それだけに、2017年2月26日の最終営業日、店舗を取り囲んだ長蛇の列とスタッフによる涙の挨拶は、ひとつの時代の区切りとして強く記憶に刻まれています。
当時、ネットの掲示板やSNSではオッシュマンズ原宿店の閉店理由について、「ファストファッションやオンライン通販の台頭による業績悪化ではないか」「都心型大型旗艦店の維持限界か」といったネガティブな噂が囁かれました。しかし、関係者への取材や公式発表資料を精査すると、真相はまったく別の局面にありました。直接の要因は、JR原宿駅前の一帯を抜本的に刷新する大規模複合再開発プロジェクト(後のWITH HARAJUKU構想)の本格着工による立ち退き要請です。
老朽化した旧駅舎周辺の防災性向上と商業集積を目的とした再開発エリアに旧店舗の敷地が含まれていたため、ビル解体に合わせて一度暖簾を下ろす決断が下されました。当時、ブランド運営側も「原宿は私たちの原点であり、ふさわしい形で再び戻ってくる」というメッセージを一貫して発信しており、撤退ではなく再開発ビル竣工を見据えた戦略的一時クローズであったことが証明されています。

【ウィズ原宿で完全復活】創業の地へ帰還したオッシュマンズ原宿店の現在
旧店舗の閉店から約3年3カ月が経過した2020年6月、再開発プロジェクトの結実として誕生した「WITH HARAJUKU(ウィズ原宿)」のグランドオープンと同時に、ウィズ原宿のオッシュマンズはついに復活の狼煙を上げました。かつて愛された場所のほぼ直上に位置するこの空間への復帰は、日本のスポーツライフスタイル史における象徴的なニュースとしてメディアでも大きく報じられました。
復活後の店舗は、単に過去の栄光をなぞるだけにとどまりません。売り場面積約290坪の空間に足を踏み入れると、80年代から受け継がれる「This is American Sports Living」の哲学をベースにしつつも、現代の都市生活者が求める「日常とアクティビティのシームレスな融合」へと見事にアップデートされています。明治神宮の豊かな杜を望むロケーションと呼応するように、木目とメタルの洗練された内装が施され、ストリートカルチャーの熱気と上質なセレクトショップの佇まいが心地よく同居しています。
【フロア案内と取扱ブランド】パタゴニアから厚底スニーカーまで徹底解剖
原宿駅東口から歩行者デッキを進んですぐの場所に位置する店舗は、入り口を構える1階と中2階(M2階)の2フロア構成となっています。空間ごとの役割が明確にゾーニングされており、訪れるユーザーの目的に応じたスムーズな買い物が可能です。
まず1階のエントランスを抜けると、旬のストリートシーンを牽引する厳選されたフットウェアと、都市型アクティブウェアが広がります。特に注目を集めているのが、世界的なトレンドとなっている厚底ランニングシューズやテック系スニーカーの充実度です。HOKA(ホカ)やOn(オン)、Salomon(サロモン)、New Balance(ニューバランス)など、機能性とデザイン性を高次元で両立するブランドが壁面を彩ります。さらに、単なる展示にとどまらず、足型計測器を活用してプロのスタッフが一人ひとりの骨格や走行フォームに合わせた最適なランニングシューズを提案してくれる専門ブースが常設されています。
階段を上がったM2階には、オッシュマンズの屋台骨ともいえるアウトドア&フィットネスの本格ゾーンが展開されています。その筆頭が、国内屈指の品揃えを誇るオッシュマンズ原宿店のパタゴニア(Patagonia)コーナーです。定番のフリースやシェルのバリエーションはもちろん、環境配慮素材を用いた最新コレクションやタウンユースにも映えるライフスタイルラインまで網羅。さらにTHE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス)やARC'TERYX(アークテリクス)、Gramicci(グラミチ)といった王道アウトドアブランドのほか、ヨガ・トレーニングウェア、高機能デイパック、アクティビティ用ギアが整然と並びます。長年培ってきたバイイング力によって、他店では即完売するような限定カラーや別注アイテムがいち早く入荷する点も、高感度なリピーターを惹きつけてやまない理由です。

【客観データ比較】旧原宿店とウィズ原宿店のスペック・利用価値の違い
かつての旧店舗と現在のウィズ原宿店では、店舗の設計思想や提供価値にどのような変化が生じたのでしょうか。ハード面・ソフト面双方の観点から客観データを比較・整理しました。
| 項目 | 詳細・数値データ | 一般的な基準・相場 | 編集部の見解・評価 |
|---|---|---|---|
| 立地環境とアクセス | 原宿駅東口徒歩1分(ウィズ原宿1F・M2F) | 駅徒歩3〜5分圏内 | 旧店舗同等の超一等地。地下鉄からの動線も大幅に改善された。 |
| 売り場面積 | 約290坪(2フロア構成) | 都心旗艦店平均:200〜400坪 | 旧店(多層階型)から動線を見直し、視認性と回遊性が格段に向上。 |
| シューズ提案機能 | 3D足型計測機+専任スタッフによるカウンセリング | セルフ試着・目視確認が主流 | ECでは代替できない実店舗ならではの強力な付加価値を提供。 |
| アウトドア展開比率 | パタゴニア、ノースフェイス等全体の約45% | 総合スポーツ店:20〜30% | 「街着としても着られる本格派」に特化した独自のキュレーション。 |
| 会員優待・還元 | 公式アプリ連携ポイント+年数回の特別フェア | 基本還元率1%程度 | シーズン切り替え期の会員限定優待が極めて手厚い。 |
【実態検証】利用者の生の声と現場観察で見えたリアルな評判
オープン以来、足繁く通う古くからのファンや、ランニングコミュニティ、SNS上の口コミ評判を徹底的に分析すると、いくつかの共通した評価が浮かび上がってきます。
最も多く聞かれるのは、「スタッフのギアに対する知識量が他チェーンと一線を画している」という点です。実際にランニングシューズコーナーを取材観察すると、単にサイズを出すだけでなく、「週に何キロ走るか」「フルマラソン完走を目指すのか、健康維持のジョギングか」「普段の立ち仕事で腰に負担がないか」といった丁寧なヒアリングが行われています。ネット通販で靴を買ってサイズや足幅の相性で失敗した経験を持つユーザーが、「ここなら間違いない一足を選んでもらえる」と駆け込むケースが後を絶ちません。
一方で、セール情報や価格帯に関しては冷静な意見も見受けられます。「一般的なメガスポーツ用品店のようなワゴン売りや破格の投げ売りは少ない」という指摘です。オッシュマンズは定価販売を中心とするハイエンド・高付加価値セレクトのスタンスを守っており、年間を通じた大幅値引きは限定的です。ただし、シーズンオフに伴うクリアランスセールや、公式アプリ会員向けのポイントアップキャンペーン、会員限定プレセールのタイミングでは、パタゴニアなどの人気定番品が実質お得に手に入るため、情報感度の高い層はこうした機会を逃さず活用しています。

一般に知られていない盲点とネットの誤解
ネット検索を行っていると、「オッシュマンズ原宿店は移転して新宿店や他店に統合されたのでは?」という古い情報の残滓を目にすることがあります。これは、2017年の旧店舗閉店から2020年のウィズ原宿開業までの3年間、原宿店が存在しない空白期間があったために生じた誤解です。この期間に新宿店や吉祥寺店を利用していたユーザーの一部が「原宿店は完全に消滅した」と思い込み、その記述が一部の個人ブログなどに残存しているのが真相です。
現在、オッシュマンズは原宿の地に堂々たるフラッグシップとして存在しています。また、「サーフボードやスノーボードのハードギアが以前より減った」という声もありますが、これも事実です。旧原宿店時代はサーフィンやスノーボードの板本体が大きな面積を占めていましたが、現在の店舗は都市生活者の実情に合わせ、アパレル、スニーカー、フィットネス、デイリーアウトドアにリソースを集中投下しています。大型ギアを求める方にとっては品揃えのベクトルが変化している点は留意しておくべきポイントです。
【プロの結論】おすすめできる人・慎重になるべき人の判断基準
実店舗とECの境界が曖昧になった現代において、オッシュマンズ原宿店を最大限に活用できる層と、他を選んだほうが賢明な層の境界線は明瞭です。
【選ぶべき人】
- 自分の足に本当にフィットするランニングシューズやスニーカーを、プロの計測とアドバイスを経て選びたい人
- パタゴニアやアークテリクスなどの上質ウェアを、実際に試着してサイズ感や生地の質感を確かめたい人
- 「スポーツウェアを普段着として街でお洒落に着こなしたい」という都市型アスレジャースタイルを志向する人
【慎重になるべき人】
- 部活用の消耗品(野球やサッカーのスパイク、大量のテーピングなど)をディスカウント価格でまとめ買いしたい人
- サーフボードや本格的なキャンプ用大型テントなど、重量級ギアの実物を比較検討したい人
- ブランドやフィッティングへのこだわりがなく、とにかく最安値での購入を最優先とする人
【アクセス・営業時間】原宿駅から迷わず行くための最短ルートと基本情報
原宿駅周辺は休日の混雑が激しいため、最短ルートを把握しておくことがスムーズな買い物のコツです。オッシュマンズ原宿店のアクセス行き方は極めてシンプルです。
JR山手線を利用する場合、「原宿駅」の東口改札を出て目の前の横断歩道を渡ると、すぐ正面に大型複合施設「WITH HARAJUKU」のエントランスが現れます。建物の1階路面沿いにオッシュマンズのサインが掲げられており、改札から所要時間はわずか徒歩1分です。東京メトロ千代田線・副都心線「明治神宮前〈原宿〉駅」を利用する場合は、2番出口から地上へ出れば、徒歩1分足らずでWITH HARAJUKUへアクセスできます。地下通路とも直結しているため、悪天候時でも濡れることなく移動が可能です。
店舗の基本スペックは以下の通りとなっています。
- 店舗名:OSHMAN'S 原宿店(オッシュマンズ原宿店)
- 所在地:東京都渋谷区神宮前1-14-30 WITH HARAJUKU 1F・M2F
- 営業時間:11:00〜20:00(※ウィズ原宿の休館日および営業スケジュールに準ずる)
- 定休日:不定休(施設休館日に連動)
- 取り扱いカテゴリー:ランニングシューズ、ライフスタイルスニーカー、アウトドアウェア、トレーニングウェア、ヨガ、バッグ、アクセサリー
【oshman's 原宿 店】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:かつて閉店した旧原宿店と現在のウィズ原宿店は同じ場所ですか?
A1:ほぼ同一の場所です。旧店舗が建っていた敷地を含む一帯の大規模再開発によって誕生した複合施設「WITH HARAJUKU」の1階・M2階に再出店しています。かつて30年以上にわたり親しまれた創業の地へ、再開発完了とともに帰還した形です。
Q2:パタゴニアの新作や限定スニーカーの入荷・セール情報はどこで確認できますか?
A2:公式スマートフォンアプリおよびオッシュマンズ原宿店の公式Instagramアカウントで随時発信されています。特に人気スニーカーの限定発売やシーズン終わりのセール情報はアプリ会員先行で告知されることが多いため、事前のダウンロードと会員登録がおすすめです。
Q3:ランニング初心者でもシューズのフィッティング相談に乗ってもらえますか?
A3:歓迎されます。同店では専門知識を持つスタッフが3D足型計測機などを用いて足の長さ、幅、アーチの高さなどを精密に測定してくれます。「これからランニングを始めたい」「普段歩くときに足が疲れにくい靴が欲しい」といったライトな相談でも、一人ひとりの用途や骨格に合わせた最適なモデルを提案してもらえます。
まとめ:原宿カルチャーを牽引し続けるオッシュマンズの今を歩く
1985年の誕生から2017年の惜しまれつつのクローズ、そして2020年の「WITH HARAJUKU」での劇的なカムバックを経て、オッシュマンズ原宿店は単なるスポーツ用品店の枠を超え、成熟した大人のための「アクティブライフスタイル発信地」として確固たる地位を築いています。
ネット通販で指先ひとつあればあらゆるモノが手に入る時代だからこそ、実際に足を運び、スタッフの深い見識に触れ、自分の身体に真に合う一着・一足に出会う――。そんな実店舗ならではの贅沢なショッピング体験がここには息づいています。週末のジョギング用シューズの新調や、日常を心地よく彩るアウトドアウェアをお探しの際は、原宿駅の目の前に佇むこの象徴的な旗艦店を訪れてみてください。 (出典: oshmans 原宿 店(Yahoo!ニュース))